毎日新聞「障害超え共に楽しむ」掲載!

 9月28日(土)毎日新聞の山梨県版に山梨WSCのチーム代表の記事障害超え共に楽しむ」が掲載されました。記事では、車いすソフトボールや代表が障がい者スポーツに携わることになったきっかけ、開催予定の第1回甲州カップについて語っています。

 2013年に東京オリンピック・パラリンピックの開催決定が決まってから「共生社会」や「ダイバーシティー&インクルージョン」といった言葉が社会に広がり始めました。「共生社会」とは文部科学省では以下のように定義されています。

「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会である。このような社会を目指すことは、我が国において最も積極的に取り組むべき重要な課題である。
参照:文部科学省「共生社会の実現に向けて」

 堅苦しい話になりますが、上記の「共生社会」の実現に向けて必要なことはまず「多様な人々が知り合う機会を増やすこと」だと考えてます。オンラインの世界が広がり、手軽に情報を得れるようになったのは良いことですが、対照的にリアルでの世界から遠のいている気がします。恐らく多様な人々が必然的に知り合うことは全くないため、何かをきっかけに知り合う機会を作り出す必要があります。そこで山梨県ではソフトボールが盛んな土壌があることに注目して、健常者でも障がい者でも一緒のチームでプレーできる特徴を持つ車いすソフトボールであれば、多様な人に自然と集まってもらえるのではないかと思い、山梨県での車いすソフトボールの普及活動に取り組んでいます。

 こうした話をすると、出会い交流する機会はある反面、お互いの対話はあまり多くないのではということを見聞きします。語学留学で海外に行ったものの、日本人ばかりと行動を共にして、気付いてみれば語学力が伸びずに終わってしまうなどという話も伺います。同じように、多様な人々がいるにもかかわらず、似た者同士で集まり、話すばかりでは共生社会へ向けて前に進むことは中々と難しいのではないかと感じます。車いすソフトボールではチームスポーツという特性上、コミュニケーションがとても重要なスポーツなんです。例えば、バッターの力量に併せて守備位置を微妙に変える必要もありますし、ランナーの有無やどこでアウトをとるのかの優先順位によっても守備位置は変わってきます。目まぐるしく変わるシチュエーションの中で最適解を導くために、フィールド内外で関わるメンバーの意思疎通はとても大切な要素なのです。そのため、車いすソフトボールでは関わる人々が偏ることなく、コミュニケーションを図ることができるのです。車いすソフトボールを通じて出会い、話したことをきっかけに、車いすソフトボールに限らず、多様な交流が出来上がれば嬉しい限りです。

 引き続き、車いすソフトボールを通じて健常者と障がい者のコミュニティを作るべく普及活動を推し進めていきます!

毎日新聞掲載「障害超え共に楽しむ」掲載記事

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